助産院で産みたい!①
なんとなーくのミーハー精神なのか、一人目の妊娠の時から
「助産院」
というものに興味がありました。
病院よりも、温かく、自然にこどもを迎えてあげられるのではないか、という固定観念みたいなものがあったのですね。
ただ、一人目の時は仕事もしていて、予期しない妊娠でした。
その上私の地元は産院が少なく、妊娠超初期に分娩予約を取らないと大学病院での出産になります、とちょっと脅され(大学病院でもいいところはたくさんあります!)、アットホーム思考の私は慌てて個人医院の分娩予約を取り付けたのでした。
その医院もいいところはたくさん合ったのですが、
(ご飯も美味しかったし個室で助かったし結構キレイだったし)
やっぱり病院の先生ってちょっと苦手。
初マタなので、いろんなことが不安で。
でも先生は「何か質問ありますか?」の一言も言ってくれない流れ作業。
勇気を振り絞って言った
「最近、お腹が痛いんですけど…」
には
「どこ?」
と聞かれ
「んー…この辺り…」
とぼんやり示すと、半ば食いぎみで
「そんなところに子宮はありません!!!」
「すすっすみません…」
うぅっ…怖いよー(涙)
今となれば便秘かなとかわかりますが、
当時の私は心配だったんですよね。
優しく
「妊娠中はよく便秘になってお腹いたくなるんですよー」
と言ってくれる余裕は先生に無かったのか…
体重も私自身は最終的に9㌔増だったのですが、
「こんなに増えて赤ちゃんに悪影響だ、母親なんだからしっかりしないと」
と厳しめにお叱りを受けていました…
9㌔ってさ、そんな増えてないよね!?
出産10日で元に戻ったよ??
私そんなにダメなプレママだったでしょうか…
そして出産当日。
私は陣痛が始まってからもなかなか子宮口が開かず、結果として42時間のお産になったのですが、
陣痛中は病室に放置。
そりゃあさ、
みんな忙しいしさ…
付きっきりとまではいかないのはわかりますが…
助産師さんは
「ここを押すと陣痛が和らぐから」
とツボなんかを教えてくれるでもなく
形式的に時間毎にお腹の状態を計測し、「まだですね~」と帰っていく…
その繰り返しで陣痛が長い私は完全に心が崩壊(笑)
何度も痛いと訴えても
「うんちが出そうになるまでです!まだまだです!」
と相手にしてもらえず…
最終的にこどもの心拍が低下し、ようやく先生の診察。
その先生はいつもの先生のお父さんで、いわば超ベテラン。
その先生はパッと見て
「子宮は開いてないけど赤ちゃんは大分下がってきてるねー。これは痛かったよねー。」
と子宮口を無理矢理開け(これはこども出てくるときよりも痛かった)、ささっと一時間で出産したのでした。
あのお父さん先生の言葉には涙が止まらなくて、神様だー!と本当に思ったものでした…
②に続きます。